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(この記事は管理人の主観で書いています。正しくない可能性があります。ご了承の上、お読み下さい。)

私は日本人です。日本人それぞれに違う性格はあるものの、共通した考え方もあるはずと思います。

今日は、日本人が取ってしまいがちな考え方について、再考してみたいと思います。

私は、今まで3回、自分が働く会社と方針を巡って衝突し、結果として自分から会社を辞めました。

1回目は、『韓国人を韓国人と呼ぶな』で書いた韓国人従業員重視のレストランでした。



2回目は、中堅の食品商社でした。経営者は義兄でした。この商社の自社製品は日本中のデパートやスーパーで売られています。

この会社では、多くの中国人実習生が働いていましたが、研修は一切行わず、単なる安い労働力として酷使していました。

会社としては、彼らを残業させて遅くまで働かせたかったのですが、その為にはタイムカードなどを監査用として別に偽造する必要がありました。

社長は私の義兄であり、副社長は彼の伯父でした。親族だから、私が手を貸すと思ったのでしょう。

今のタイムカードはリアルタイムのみで、時間操作できない機種が多いのですが、わざと古い操作できる機種まで用意し、『関連書類を偽造しろ』との命令でした。



『そんな事は出来ません。やるなら自分の手を汚してください』と社員の前で衝突しました。

他の親族にも止めるように言いましたが、社長は一族の中では出世頭の為、誰も逆らえません。

義兄ですから、彼の妻は私の姉です。姉にも『不正は止めるべき』と言いました。

しかし返ってきたのは『私には止めろと言えない。どうしても不正を止めろと言うなら、私と子供たちの生活費全部出せるのか』という言葉でした。

中国人を搾取してでも、経営者婦人としての自分の生活レベルを守りたいと言うのが本音でしょう。



姉とはその瞬間をもって絶縁し、連絡を取っていません。必要がある時は弁護士経由になりました。

会社も退職し、監督官庁に不正の担当者・手段を報告しました。ですが、大事にはなりませんでした。ありふれた不正だったのでしょう。

3回目は、このサイトに何度か登場している恵比寿のアパレルショップでした。

ハローワークの補助金を騙し取りたいから、手助けして欲しい・・という意味の事を、ぼかしながら依頼されました。

これも拒否したので脅迫され、『ハローワークに報告する』という私と衝突し、退職しました。



3回とも私は『絶対出来ない。そんな事は認められない』と会社の方針を拒絶して、組織から抜けるという選択をしました。

そのうち、1回は唯一残っている家族と絶縁してまで、拒否したわけですね。

私個人としては、子供の頃言われ続けた『渇しても盗泉の水を飲まず』という言葉を守ったと思い、これでいい・・と思っていたと思います。

自分が自分ひとりであり、養っている人間がいなかったから拒絶できたと言う側面もあるでしょう。

しかし、組織人としては間違っていたと思います。辞めたのはあくまでも個人的な意地で、組織の事を考えた結果ではなかったでしょう。



もちろん、私が拒否しても、それぞれの会社で代わりに悪事を続ける担当者がいて、方針は変えられませんでした。

結果として、悪事は続いた・・という意味で、拒絶して退職した私は自己満足に過ぎず、会社の悪事を容認した・・とも言えるかもしれません。

もし本当に会社の不正を止めたいと言うならば、退社ではなく、徹底的に抵抗し、声を大にして反対し、首になるまで反対し続けるべきだったと思う時があります。

同じ立場なら、読者の皆さんなら、どう処理したでしょうか?退職しますか?それとも在籍し続け、反対しますか?それとも彼らに手を貸しますか?

同じように属する組織から、望まない決断や、賛同できない意見が出される事は、日本の外交でもあると思います。



最近では、軍艦島の世界遺産登録や、中国・韓国よりのユニセフとの意見相違もありました。

そういった際に『脱退してしまえ、もう終わった組織だ。』という国内の意見を数多く見ました。

『場合によっては脱退するぞ、予算も出さないぞ』というブラフなら有効ですし、手としては悪くないと思います。

しかし、『組織の意見に同意できないから脱退しよう』というのは、私の退職と同じようにいい手ではないでしょう。

辞めた会社が、退職した後も中国人実習生から不法に搾取し続けたように、ハローワークの補助金を騙し取り続けているように、日本が抜けたとしても方針を変えないでしょう。



政府はユニセフからの脱退などはしないと思いますが、もし日本国内世論が『そんなことされるなら脱退してしまえ』となり脱退すれば、ますます望まない方向へ進むと思います。

中国・韓国は『日本は反論できないから逃げ出した』と言って攻勢を強め、思うままに日本批判を繰り広げるでしょう。

日本国内では『ナンセンスな話』と思っていたとしても、当事者ではなく知識も無い他の国々は中韓の意見に耳を傾けてしまうでしょう。

私が日本人としての代表ではありませんが、どうしても受け入れられない事を突きつけられた時、抵抗し戦い続けると言うより、拒絶しその場を去ってしまう・・という傾向は日本人にはあると思います。

結果として、会社が犯罪を続けたように、ユニセフなどでも日本の望まない方向に進む可能性は高いでしょう。



『馬鹿は相手にしない』と言う方法は捨て、相手の嫌がる圧力を、他国に批判されにくい方法で徹底的に加え続ける事が重要と思います。

どのような組織でも安易に脱退と言う道をとらず、組織に残って徹底的に反論し続ける方が有効でしょう。

日本人のあきらめ癖というか、ある程度抵抗し、あるレベルを超えると背を向けると言うのは、心情的には理解できますが、相手の中国・韓国はそれを待っているはずです。

私のように『自分の信条は守った』と玉砕して自己満足してしまう人間ではなく、冷静に抵抗し続ける人物が必要です。

そうでなければ、私のように『うるさいあいつがいなくなった。これからはやり放題だ』という結果になってしまうはずです。







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