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(この記事は管理人の主観で書いています。正しくない可能性があります。ご了承の上、お読み下さい。)

昨晩、甘利明氏が経済再生担当相の職を辞しました。

個人的には、とても残念な結果です。

会見を見た後、第2次安倍内閣の発足時の甘利大臣の写真を見てみました。

たった3年前の事ですが、髪は黒々としており、肌つやもあったように見えます。



それが3年後の現在の甘利氏を見ると、髪は白くなり、肌にも疲れが出ているように思えます。こんなにも変わるか・・という印象です。

甘利氏は、安倍政権の経済政策の中心人物の一人として、TPPの大筋合意を成し遂げ、アベノミクスを支えた功績者だと思います。

3年の短期間で見た目が激変するほど働いた人物が、秘書の行動と雑誌社の為に引責辞任とは、私としては『それが国の為に必死にやった人間への仕打ちか』と感じます。

甘利氏には、しばらく体を休めて頂き、また次の機会に腕を振るって頂きたいと思います。

さて、甘利氏はかつて山崎派に属していましたが、安倍総理が総裁選に望む際に選挙対策責任者となり、山崎派を抜けました。



山崎派はその後、石原派となります。

石原派は、石原氏が環境大臣として入閣したのみで、党三役にも人を送れず、冷遇されている・・と言われていました。

その後、党内のキャスティングボードを握ると言われる二階派に近づき、合流を試みたと言われています。

甘利氏は、数日前に辞意の決断をし、安倍総理に伝えていたと言う報道が出ており、総理は留任を望んでいたと思われます。

総理は『本人の意志が固く・・』と言っていますので、数日前には辞任を覚悟していたと思います。



その頃、安倍総理は夜に二階俊博と会食をしています。

親中・親韓派である二階派のボスである二階俊博と会談したのは、後任人事についてでしょうか。

そして二階派に接近していると言われた石原氏が大臣として、入閣しました。

2012年の総裁選では、総裁であった谷垣氏を支える立場の幹事長であった石原氏は、谷垣総裁を押しのける形で出馬し、森喜朗氏の支持を取り付けて、総裁選に出ました。

安倍氏は、森・町村氏から『立候補は自重せよ』と言われたそうですが、麻生派と高村派の支持を取り付け、返り咲いています。



党執行部ナンバー2の石原氏が、谷垣総裁を押しのけて出馬したことについて、当時、麻生氏は『平成の明智光秀』と評価しました。

石原氏は、安倍政権の重臣であった甘利氏のミスに漬け込み、二階派の取り成しで大臣の椅子を勝ち取ったのでしょうか。

戦国時代に日本で布教活動をしていた宣教師・ルイス・フロイスは、明智光秀をこう評しています。

『裏切りや密会を好み、己を偽装するのに抜け目がなく、戦争においては謀略を得意とし、忍耐力に富み、計略と策謀の達人であった。』

前任の甘利氏と言えば、武田四天王・武田二十四将と言われた甲斐源氏・甘利虎泰の末裔です。



甘利虎泰は、信玄と村上義清との戦で、敗色濃厚な武田軍を支え、信玄を守って討ち死にとなります。

主人を守って討ち死にした甘利虎泰、信長を裏切り自刃に追い込んだ明智光秀。

果たして、時代は巡るのでしょうか。明智の軍勢は西の毛利に向かうのか、それとも・・・。







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