(この記事は管理人の主観で書いています。正しくない可能性があります。ご了承の上、お読み下さい。)
アメリカ大統領選の予備選で共和党候補のトランプ氏が『在日米軍撤退の可能性、日本の核武装容認』を示唆したと言う。
共和党の候補は、ブッシュ氏・ルビオ氏などが撤退し、孤立主義のトランプ氏の可能性が強まっている。
共和党本流のケーシック氏が巻き返す可能性はあるものの、時期としては遅いかもしれません。
対する民主党はクリントン氏とサンダース氏が競っているが、クリントンがやや優勢でしょう。
トランプ氏の特徴は自らが富豪と言う事もあり、選挙資金獲得の為に意見を曲げる事無く、自分の意見を押し通せる事です。
考え方としてはアメリカ人の心の中にある本音であり、アメリカが安泰であればそれで良い・・という孤立主義と思われます。
また911から続く戦争で、アメリカが信じた正義の為に戦いながら、批判の方が多く、『なにかして批判されるなら、何もしないほうが良いのではないか』という考えもあるでしょう。
ヒスパニック・アフロアメリカンが比率が増える中で、共和党が政権を取れる確立は今後下がっていくと思います。
クリントン氏とトランプ氏の顔ぶれになっても、反トランプの共和党本流は民主党に流れる可能性もあり、なかなか先の読めない選挙戦です。
日本は在日米軍に、思いやり予算として総額6500億円程度を出しているが、アメリカも4000億円程度出していると言われます。
トランプ氏が大統領になったとして、このアメリカ予算分の4000億円を求められるか、それとも在日米軍撤退かと言う可能性はあると思います。
ただ国務省や国防総省の見解もあるでしょうし、中国との兼ね合いもあり、なかなか有言実行とはいかないでしょう。
日本としては、これを期に自主防衛に踏み出し、場合によっては核武装も考慮に入れるか、それともあくまでも日米安保にこだわるか、意見が分かれるでしょう。
日本の場合、自主防衛や核武装のハードルは、国外よりも国内事情にあると思いますので、国論が3つ4つに分かれての議論となるはずです。
新しく結成された民進党や共産党は、核武装は認めず、自主防衛も最低限のものしか認めないでしょう。
左派はここを中国進出の好機と捉え、最大限の努力で、自主防衛・核武装を阻止しようとするはずです。
米軍が手を引き、国内が分裂すればするほど中国・韓国・北朝鮮にとってチャンスが増えると言う事になりますから、民進党や共産党は躍起になるでしょう。
また保守の中でも意見は分かれるはずです。負担が倍になっても日米安保を柱とする考えや、自主防衛はするが核武装反対や、核武装積極推進という人もいるでしょう。
仮に在日米軍が撤退したとしても、同盟関係は続くわけですから、南シナ海などで自衛隊が矢面に立たざるを得ない事態もあるかもしれません。
米軍がアジアを去ったとしても、日本は国内議論を経ればなんとか自国防衛に必要なレベルを保てると思います。
また日本から在日米軍が撤退する可能性が出たとしても、トランプ氏の任期中に行う事は無いでしょう、フィリピン基地の前例もありますから可能性としては低いでしょう。
同様に在韓米軍にも撤退論が出ており、即時撤退は無いとしても2020年頃には再度撤退についての交渉が持たれると思います。
在韓米軍が半島から去れば、韓国は北朝鮮からの圧力を支える必要がありますが、独力では困難です。
また韓国の保守親米は『アメリカが韓国を守る』という前提で存在しており、ここが揺るげば国内が一派に親米から親中に傾く可能性が大きいでしょう。
アメリカが役に立たない・・と彼らが判断すれば、韓国が次の後ろ盾とするのは昨年までのパク・クネ政権を見てもわかるように中国です。
中国の立場からすれば、韓国を利用すれば自分の手を汚す事無く、韓国によって歴史問題で日本批判を出来るのですから、韓国を便利に使えるでしょう。
またアメリカとの関係を考慮して反日活動を沈静化させた韓国ですが、そのたがが外れれば、韓国の反日姿勢は更に強固になるでしょう。
期せずしてアチソンラインの再来と言う形になりますが、その圧力を国防の後押しと出来るか、それとも国防意識をもてないまま国内左派に引きずられ弱体化するか、運命の分かれ目となるはずです。
年内の大統領選に向け、トランプ氏が日本にとってエースとなるか、ジョーカーになるのか・・。運命の投票日は、11月8日です。
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