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(この記事は管理人の主観で書いています。正しくない可能性があります。ご了承の上、お読み下さい。)

政治の本質は、多数派工作だと思います。

真実かどうかと言うのは重要ですが、最重要とは言えないでしょう。

どんなに正しい意見で、それが真実であっても支持を得られなければ、政策に到りません。

多数派工作と言うのは、主張に対してどれだけ賛同を集めるか・・と言う事です。



と言う事であれば、賛同を集める事が第一義であり、次に如何に賛同を得られる意見を形成するかと言う事になります。

右派と左派、保守と革新、このシーソーの両端には熱心な支持者がいます。

そしてシーソーの中央には、両端より多くの人々がいるはずです。

両端の人物は信じる事を主張し、常に目的意識を持って考えていますが、シーソー中央部の人達が同じとは限りません。

いわば問題に対する興味が希薄な中央部の人々を、右派左派が両端から引っ張り合っている状況です。



自分の意見を主張し、反対派の意見を否定する事に熱中すると、シーソー中央部の人々とどうしても温度差が出来てしまいます。

右派であれば在特会や熱心な嫌韓主義者、左派であればSEALDsや香山リカ氏、共産党支持者などが、それにあたります。

主張に軸足を置いている為に、それを見る観察者の冷静な視線を忘れがちです。

それが右派であれ左派であれ、主張する事のみに注力する為に、次第に先鋭化してしまいます。

そうなってくると主張する事が目的になってしまい、多数派工作という本当の目的を見落としてしまいます。



『良い朝鮮人は死んだ朝鮮人だ。朝鮮人を殺せ』と叫ぶ嫌韓主義者も、日本人に中指を突き立てる共産主義者も、この状態です。

人間の行動は全て『損をしない為の行動、利益を得る為の行動』だと言います。

相手を激しく罵れば賛同を得られるとは限りません。

『こちら陣営に入る事が集団にとっての利益であり、相手陣営を選べば集団の損失に繋がる』と中間層に思わせれば、多数派工作の大部分は成功したと言えるでしょう。

『あいつをぶっ殺せ』と叫ぶ強硬派を見て、『そうだ、その通りだ』と感じる中間層は少数のはずです。



私は時折こう感じる事があります。それはSEALDsや香山リカ氏は実は保守陣営で、在特会は強硬左派なのではないかと・・。

何故なら多数派工作の政治の中で、彼らが行っているのは賛同を得にくい過激な行動であり、敵対陣営側に入りデフォルメして貶める事で、本来の陣営を際立たせようとしてるとさえ思えます。

もちろんそれは考えすぎで、彼らは主張する事のみが目的になってしまい、観察者の視線を考える視点を失っているだけです。

これらはネットの世界でも同じで、過度の強硬な意見は中間層を呼び込むどころか、遠ざける可能性が少なくありません。

主張に熱中してしまうと100%の賛同者以外を敵として受け取る人達がいますが、それは誤りと思います。



中間層の心の中の右派左派のせめぎ合いで、保守が51%以上を得た状態で投票所に行かせる事が最終的な目標です。

100%保守を信じる人でなくとも、60%保守に傾き、保守陣営に投票するなら十分な結果としなければなりません。

100%の信者を得る事が目的ではなく、最終的に51%以上の得票率を得る事が目的のはずです。

その為には51%の得票率を得られる言動や行動が必要となるでしょう。

そこからそれぞれ陣営が純度を上げていくのは、次の段階からでも遅くは無いはずです。







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