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(この記事は管理人の主観で書いています。正しくない可能性があります。ご了承の上、お読み下さい。)

約1ヶ月前、天皇陛下が自らの高齢化と公務に対する憂慮を国民に向けて発表しました。

崩御に伴う民間の混乱を避けたいというご配慮もあったように思います。

譲位という言葉は使わなかったが、摂政の否定など、譲位を示す内容だったと言えるでしょう。

世論調査では、約8割が譲位について容認派と言う事です。



保守系の議員の意見を見ても『御心に添う事が・・』という意見も見受けられました。

私もあの動画を見れば、陛下のお悩みもわかるし、『譲位も致し方なしかな・・』とも思う。

ただし、ただしとも思います。国民が『陛下の気持ちに添いたい』と思うのは、今の陛下だからでもあるとも思います。

象徴天皇として、最初から公務に着かれたのは、今の陛下が初代です。

だからこそ象徴として、国民に寄り添い、被災地を訪れ、多くの共感と感謝を得てきました。



平成の世に尊敬を受ける陛下と、今後長い期間に登場していくだろう数々の天皇陛下を、同列に見るのは危険でしょう。

皇位継承者は、審査を受ける事がありません。生まれながらの皇位継承者です。

鳥越や舛添のような考え方を持つ継承者が、絶対に登場しないとは言い切れません。篭絡される人も出るかもしれない。

その可能性が僅かでもある中で『陛下の御心に添う前例』を持てば、将来『前例がある』となりかねません。

ましてや女性天皇・女系天皇の是非が議論対象になっている現状では、なおさらと思います。



『尊敬できる今上天皇のご希望に添いたい』というのは、今の天皇陛下だから・・と言えると思います。

もし女性天皇が実現し、仮に愛子内親王殿下に即位の可能性が出てきたとして、即位後に『結婚したい』となったら・・どうしますか?

それも『女性天皇のご希望』となりますが、それも『陛下の御心に添うべき』となるのか?

女性天皇の前例はありますが、皆独身か未亡人です。在位中に結婚した女性天皇はいません。

『陛下の御心に添うべき』という意見で、結婚し、子供を持てば女系天皇の入り口になる可能性が出てきます。



愛子内親王殿下が理想的な女性天皇となったとしても、結婚すれば配偶者の男性は『歴史上存在しなかった女性天皇の夫』という存在になります。

男子が生まれたとして、尊敬すべき女性天皇のお子様だから、皇位継承してもいいのではないか・・と世論が流れてしまったら・・。

どんなに尊敬を集める人格者の天皇陛下であっても、長い歴史の中の1人であるという事を考えると、やはり慎重になるべきと思います。

そう考えると、やはり皇室典範に則り、皇太子殿下による摂政がいいような気がします。

『ご希望を叶えるべきだ』と思われる方も多いと思うのですが、もしご希望が『今後、女性天皇・女系天皇も選択肢に入れるべきだ』というものだったらとしたら、それでも支持するのでしょうか。

もし『その時は支持しない』と言うのであれば、内容によって拒絶するのか・・と言う話になるのではないでしょうか。







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