(この記事は管理人の主観で書いています。正しくない可能性があります。ご了承の上、お読み下さい。)
本日の記事は、日本の国内事情なので、日本語表記のみです。
今年の統一地方選挙の際、『何故、東京は左派が強いのか』というコメントを頂いたのを記憶している。
私は現在都心部の区に住んでいますが、区長選では左派は当選しないものの自民が支援した候補は敗れました。
以前住んでいた世田谷区に至っては、保坂展人が2期目の区長になっています。
保坂展人といえば、社民党の議員であり、辻元清美・福島瑞穂などと共に社会党の土井たかこの直系だと言える。
ちなみに保坂展人は、候補者の名前を書く選挙で勝った事が区長になるまで無かった珍しい議員でもある。
また山本太郎も東京の選挙区から出馬し、当選している。
東京で真っ赤な選挙区と言えば、杉並だが、全国から見れば東京自体真っ赤と言われても不思議ではない。
選挙速報の際にネットで『東京都民は何を考えている』と言われる度に、本当に恥ずかしくもあり、申し訳ない気持ちです。
私は品川区出身の東京生まれ、生まれてすぐ父が交通事故で重態になり、その為3年間母の実家に預けられました。
3歳の時に東京に戻り、福島に預けられた3年間と仕事に為に行った埼玉の6年、海外の2年を除けば東京で暮しています。
311の震災時は埼玉県にいました。震災後、原発事故の影響で関東地方には輪番停電という処置が実施されました。
輪番停電とは、関東をいくつもの地域に分け、2時間ずつ停電させるというものでした。
とは
ほんの数年前のことですが、当時は今ほどスマホが普及しておらず、ガラケーの人たちも多かったです。
しかし、東京電力のサイトで発表される輪番停電の情報はモバイル対応していませんでした。
当時『誰かの為に何かしよう』という人は多かったと思います。
私はネットでサイトを作るしか出来ませんから、東電の深夜の発表を待って、モバイルサイト化して、私の運営していたネットサービスのサイトからリンクしました。
パソコンが無く、モバイルだけの人もいるはず・・・と思っていました。
数十万のアクセスがあったので、見た覚えがある方もいるかもしれません。
輪番停電の情報を探している人に向けて、『サイト作った』と告知し、困っている人はいないかとネットを見ていました。
当時、東京の東京都千代田区・中央区・港区は『停電地域から外す』という発表もありました。
とにかく混乱していて、『停電させる』と発表し、鉄道会社が『それは無理』と言えば、延期というように混乱していました。
電気と言う基本のインフラが止まる・・・止まるかもしれない・・・というだけで大騒ぎでした。
そんな時にあるサイトを見つけ、どんどん更新される意見を見ていました。
そのサイトでは『東京だけは停電させるな』という都民と、『関東みんなが停電するのに、何故都心だけ免除なのか』という近隣県の意見が対立していました。
『埼玉や千葉が停電するのもおかしい』、『東京を停電させればデータセンターも止まるかもしれない』、『都心だけ免除はおかしい、都内全域免除にしろ』
いろんな意見がありました。中には『原発事故の際、停電させると前以って聞いていない。だから止めるな』などという意見もありました。
私は『自分の住んでいる埼玉は止めてもらって困らないが、都心部の中心地域は止めるべきではない。何故なら社会インフラの中枢だから』と思っていました。
ところがそれを書き込んだら、猛反発を受け、『東電社員だろ』と言われました。
『平等ではない』『そうだそうだ』そう言われましたが、私は『平等なんてものは六法全書と憲法の中にしかない。世の中は不平等で当たり前』と考えるタイプの人間でした。
民主国家ですから、最大多数の最大幸福に基づいて行動するのが当然で、その為に少数が不利益を被るのは致し方ないと思いました。
都内で生活していると、会社などで出会う人物の10人のうち、都内出身者は1人か2人です。残りは地方からの上京組です。
その人たちは何かしらのメリット・・・仕事がある・・・学校がある・・・そんなメリットを求めて東京に自由意志で来たはずです。
地方で手に入らないメリットがあるからこそ、故郷を出て、東京で暮している人の方が絶対多数のはずです。
そのメリットを明確に認識していなくても、利便性の高い生活というメリットを手にしています。
メリットは既に受け取っている。だがデメリットは拒否するという姿勢はフェアではないでしょう。
東京に原発はありません。福島や他の地域にあります。それは東京1200万人の生活の為に、不利益を地方に押し付けた結果でしょう。
東京の為に地方が犠牲になるのは最大多数の最大幸福だが、日本全体の最大多数の最大幸福を守る為に東京が不利益を押し付けられるのは拒否するという意見はフェアではありません。
この私の考えが正しいのかはわかりませんが、当時も今もそう思っています。
今日は当時のそんな事を思い返していたのですが、なんとなく『東京は左派が強い』理由が見えてきた気がします。
正しいがどうかはわかりませんが、東京の人間の軸足は『個人、もしくは小さいコミュニティ』のように思います。ここでは個人と書きましょう。
よく言えば『個人主義』、悪く言えば『自分さえ良ければそれでいい』と思う傾向が強いのかもしれません。
『民主党を選べば、高速がタダになるかもしれない。子供手当てがもらえる』
確かに民主党や共産党は個人には優しいかもしれません。実際に不当に解雇になった人や貧しい人を共産党の人は支援しているようですし、その一面では良いのかもしれない。
ですが全体像で見れば、民主党政権は個人には優しくても、国民や国全体には非常な不利益をもたらしました。これに異論がある人は少ないでしょう。
東大の政治学者である古市憲寿は、以前『自衛隊は国を守るのが仕事なんだから、国民が応援しなくても戦う。応援する必要あるの?』という趣旨の発言をしたのを覚えています。
きわめて乱暴な意見かもしれませんが左派の人の軸足は個人であり、右派の人の軸足は大きな集団のような気がします。
左派にとって『自分の利益が最優先であり、それで集団が損をしても構わない』と考えているように感じてなりません。
そうでなければ古市憲寿のように『日本が攻撃されたら逃げる』というような発言は出来ないはずです。
東京が左派が強いのも『自分の利益最優先』の比率が多いせいかもしれません。
それが年金を減らされたくない高齢者なのか、在日韓国人のスポンサーを持つ日本人経営者なのかは、わかりませんが・・・。
個人優先が左派であり、集団優先が右派であるという私の意見は暴論かもしれませんが、まったく違うようにも思えません。
お隣の韓国は『セヌリ党が軽度の共産主義者、野党は重度の共産主義者。結局個人の利益しか考えず喧嘩し続ける共産主義者の国』にも見えます。
そう考えると、あながち違うとも言い切れないようにも思います。いかがでしょうか?
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