(この記事は管理人の主観で書いています。正しくない可能性があります。ご了承の上、お読み下さい。)
先日、著名な女優さんがガンでお亡くなりになりました。
日本人なら多くの方が顔と名前を知っている女優さんでした。
亡くなる一週間前まで舞台に立ち、テレビにも登場していたので、驚いた方も多かったと思います。
子供の頃から見ていた著名人の方が、1人また1人と亡くなっていくのを見るのはとても寂しい気持ちです。
その女優さんは、担当医から告知を受け『早速治療を始めましょう』と言われた際に、『舞台があるので今は出来ません』と答えたそうです。
舞台が終わってから治療しよう・・と思ったのかもしれません。
それとも危険を承知で、舞台を優先したかったのかもしれません。
担当医との間の会話で、『今すぐの危機ではない。舞台を勤めてから』と思ったのかもしれません。
自分の人生ですから、決意をしていたかもしれません。
同時期にある女性スポーツ選手もガンを告知され、手術をしました。
担当医からはっきりと、このままでは危険と伝えられたそうです。
だからこそ迅速に対応し、今後も治療を最優先になさっているのだと思います。
この女性も大変人気があり、素朴なキャラクターが愛されている方ですので、いつかガンを克服し、ファンの前に元気に戻って頂きたいと思います。
このお2人の話を聞いて、ふと思いました。
お医者さんには、いろんなタイプがいるはずです。
強い自信と治療方針を持っている方もいるでしょうし、患者さんの希望を優先してあげたい優しいお医者さんもいるでしょう。
治療方針に従えないなら他に行ってくれという人もいるかもしれません。どのタイプが良いとは決められません。
しかし、もし女優さんの担当医が、揺るがない意思の持ち主だったら結果は変わっただろうか・・とも思いました。
『舞台があるから』と言った時に、『あなたは何を言っているのか、命より大切な舞台なのか』と言う意見だったら、結果は変わっていたでしょうか。
一般的に普通の一般人に、自分を担当する医師が普通の医師なのか、それともとても優れた医師なのかの判別はとても難しいと思います。
また金銭的に余裕がなければ、病院や医師を選ぶ余裕もないでしょう。
患者も医師も人間ですから、合う合わないもあるかもしれません。
セカンドオピニオンを必要として、違う医師の意見を聞きたい時だってあるはずです。
優しいだけでも駄目だし、意志が強いだけでも駄目でしょう。いい医師とは、きっと患者を生きて帰らせてくれる・・それが難しいなら穏やかに過ごさせてくれる医師かもしれません。
さて、患者を国民、医師を政治家や首相に置き換えたら、どうなるでしょう。
『お金は必要ありませんよ、無料にします。すぐ直ります』と耳障りのいい言葉を並べる医師もいるでしょう。
『最低でも通院治療。痛い手術や入院など必要ありません』と言うかもしれません。なんか聞き覚えありますね。
また『大手術が必要です。助かるとは保障できませんが、私も死ぬ気で直します。その代わりあなたも覚悟してください。辛いですよ』という医師もいるはずです。
患者の顔色と経営だけを気にする医師と、常に反対意見もあるが辛い選択を突きつけても生きて返そうとする医師、どっちがいいでしょうね。
答えは決まっています。ただし患者も人間です。痛みに耐えつつ目の前の2つの病院を見た時に、正しい判断が出来るのか・・患者も2回目は失敗しないと思いたいものですね。
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